洗面台の高さ選びで失敗しない!身長別の適正サイズと確認のコツ
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「洗面台を使うたびに、なんとなく腰が痛い気がする…」
「水はねがひどくて、床がすぐに濡れてしまう」
毎日使う洗面台だからこそ、こんな小さなお悩みも積み重なるとストレスになりますよね。実はその原因、洗面台の高さがあなたの身長に合っていないからかもしれません。
洗面台の高さは、毎日を快適に過ごすためのとても重要なポイントです。リフォームや新築のタイミングで適切な高さを選べば、腰への負担が減り、使い勝手もぐんと良くなります。
この記事では、身長に合わせた最適な高さの計算方法や、家族みんなが使いやすいサイズの選び方を、リフォームのプロの視点からわかりやすく解説します。あなたにぴったりの洗面台を見つけて、毎朝の支度をもっと楽しく快適なものにしましょう。
洗面台の標準的な高さと使いやすいサイズの決め方

洗面台のリフォームや交換を検討するとき、デザインや収納力に目が行きがちですが、最も重視したいのが「使いやすい高さ」です。高さが数センチ変わるだけで、体への負担や使い心地は大きく変わります。
ここでは、現在主流となっている標準的なサイズと、あなたにぴったりの高さを導き出す簡単な計算方法をご紹介します。まずは基本を押さえて、失敗のない選び方の第一歩を踏み出しましょう。
一般的な洗面台の高さは75cm・80cm・85cm
ひと昔前までは、洗面台の高さといえば「75cm」程度が主流でした。しかし、日本人の平均身長が伸びたことや、腰への負担を軽減する観点から、現在は少し高めの設定が一般的になっています。
現在、主要なメーカー(TOTO、LIXIL、Panasonicなど)が展開している洗面台の標準的な高さは、以下の3つのサイズが基本です。
- 75cm
- 80cm
- 85cm
最近の主流は80cmで、多くの新築マンションや住宅で採用されています。メーカーによっては2.5cm刻みで調整できる商品もありますが、基本的にはこの3つの高さから、ご自身やご家族の身長に合わせて選ぶことになります。
最適な高さの計算式は「身長÷2」が目安
「自分にはどの高さが合うんだろう?」と迷ったときに役立つ、簡単な計算式があります。
使いやすい洗面台の高さ(目安) = 身長 ÷ 2
例えば、身長160cmの方であれば、「160 ÷ 2 = 80cm」が目安となります。
この高さは、洗顔時に腰を曲げる角度や、手を洗うときの位置が自然で、体に負担がかかりにくいとされています。ただし、これはあくまで目安です。実際に立ってみて「少し高めが好き」「低めの方が顔を洗いやすい」といった個人の感覚も大切にしてくださいね。
【身長別】あなたにおすすめの高さ早見表
計算式を使っても、実際の規格サイズ(75cm・80cm・85cm)のどれに当てはめればいいか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、身長別のおすすめ高さを早見表にまとめました。
ご自身の身長に近いところをチェックして、目安をつけてみてください。
| あなたの身長 | おすすめの洗面台の高さ |
|---|---|
| 155cm前後 | 75cm(または80cm) |
| 160cm前後 | 80cm |
| 165cm前後 | 80cm(または85cm) |
| 170cm以上 | 85cm |
※155cm~165cmくらいの方は、80cmを選ぶのが一般的です。もし迷ったら、少し高め(85cm)を選んでおくと、腰への負担が少なくなる傾向があります。
家族で身長差がある場合は「背の高い人」に合わせるべき理由

一人暮らしなら自分の身長だけで決められますが、ご家族で住んでいる場合、身長差があることは珍しくありません。「背の高い人に合わせるか、背の低い人やお子様に合わせるか」は、洗面台選びで最も悩むポイントの一つです。
結論からお伝えすると、家族で使う洗面台は「背の高い人」に合わせて選ぶのがおすすめです。なぜ背の高い人に合わせたほうが良いのか、その理由と具体的な対策について解説します。
洗面台が低すぎると腰痛の原因になりやすい
「大は小を兼ねる」と言いますが、洗面台の高さに関しても同じことが言えます。特に注意したいのが、背の高い人が低い洗面台を使う場合のデメリットです。
身長に対して洗面台が低すぎると、洗顔や手洗いのたびに深く腰を曲げなければなりません。この前傾姿勢は、腰に大きな負担をかけ、毎日の積み重ねで腰痛の原因になってしまうことがあります。
また、位置が低いと水栓(蛇口)までの距離が遠くなり、水が腕を伝って肘から垂れたり、床への水はねが増えたりする原因にもなります。背の高い人が楽な姿勢で使える高さを確保することは、家族の健康と掃除の手間を減らすためにとても大切です。
お子様や背の低い人は踏み台で調整ができる
「でも、高い方に合わせると、子供や小柄な人が使いにくいのでは?」と心配になりますよね。もちろん、高すぎると顔を洗うときに袖が濡れてしまうなどの不便さはあります。
しかし、この問題に関しては「踏み台(ステップ)」を使うことで調整が可能**です。
- お子様の場合: 成長して背が伸びるまでの間、踏み台を使って高さを調整しましょう。
- 小柄な方の場合: 専用のステップや、底の厚いスリッパを使用することで対応できます。
お子様の成長は早いですから、今の身長に合わせて低くしすぎてしまうと、数年後に「低すぎて使いづらい」と後悔することになりかねません。将来を見据えて、少し高めのサイズを選んでおくのが賢い選択と言えるでしょう。
後悔しないために!洗面台リフォームで高さを選ぶポイント

計算式や家族構成での判断基準がわかったところで、いよいよ具体的な選定に入りましょう。しかし、カタログの数値だけで決めてしまうのは少し危険です。
リフォーム後に「思ったより高すぎた」「使い勝手がイメージと違う」と後悔しないために、実際に選ぶ際にチェックしておきたい重要なポイントを3つご紹介します。ショールームへ行く前や、プラン決定の前にぜひ確認してください。
ショールームでは靴を脱いで「普段の感覚」で確認する
ショールームで実物を確認するとき、靴を履いたまま立っていませんか?
日本の住宅では、洗面所は基本的に靴を脱いで使います。靴底の厚さ(2〜3cm程度)がある状態と、裸足やスリッパの状態では、高さの感覚が意外と異なります。
ショールームでは、以下の手順で確認することをおすすめします。
- 靴を脱ぐ(またはスリッパに履き替える)
- 洗面台の前に立ち、実際に顔を洗う動作(エア洗顔)をする
- 腰の曲げ具合や、肘の位置を確認する
「これくらいかな?」と目で見るだけでなく、体を使っていつもの動作をしてみることで、本当に自分に合う高さかどうかが直感的にわかります。
高さだけでなく「洗面ボウルの深さ」もチェックする
洗面台の高さ(カウンターの高さ)と同じくらい重要なのが、「洗面ボウルの深さ」です。
例えば、同じ80cmの高さでも、以下の2つでは使用感が異なります。
- ベッセルタイプ: カウンターの上にボウルが乗っているタイプ。ボウルの縁が高い位置に来るため、顔を洗う位置が高くなる。
- 埋め込みタイプ: カウンターより下にボウルがあるタイプ。ボウルの底が深くなる傾向がある。
ボウルが深すぎると、手を洗うときに深く手を差し伸べる必要があり、結果的に腰を曲げる角度が深くなることがあります。逆に浅すぎると水はねしやすくなります。カウンターの高さだけでなく、「実際に水を使う位置」がどこに来るかもチェックしましょう。
マンションの場合は床の高さや梁の影響に注意する
マンションのリフォームでは、構造上の制約に注意が必要です。特に、洗面所の床下に配管を通すために、床を少し上げている(二重床)ケースがあります。
- 床の高さ: リフォームで床の高さが変わる場合、洗面台の有効高さも変わる可能性があります。
- 梁(はり): 天井に梁がある場合、背の高いキャビネットが入らない、あるいは吊戸棚と干渉することがあります。
「洗面台の高さ」だけでなく、設置する空間全体の寸法を把握することが大切です。マンションリフォームの実績が豊富なプロに現地調査を依頼し、配管や梁の影響を含めた提案をしてもらうと安心です。
まとめ
洗面台の高さ選びについて、失敗しないためのポイントをご紹介しました。
- 標準的な高さ: 75cm・80cm・85cmが一般的(主流は80cm)
- 計算の目安: 身長 ÷ 2
- 家族で使う場合: 腰痛防止のため「背の高い人」に合わせるのがおすすめ
- 確認のコツ: ショールームでは靴を脱いで、洗顔の動作を試す
洗面台は一度設置すると、10年、20年と長く使い続けるものです。だからこそ、「なんとなく」で決めるのではなく、ご自身やご家族の身長、そしてライフスタイルに合った高さを慎重に選びたいですね。
もし迷ったときは、少し高めのサイズ(85cmなど)を検討してみてください。腰への負担が軽くなり、毎日の身支度がもっと快適になるはずです。あなたにぴったりの洗面台が見つかりますように。
洗面台 高さについてよくある質問
洗面台の高さ選びに関して、お客様からよくいただく質問をまとめました。疑問を解消して、納得のいくリフォームにつなげてくださいね。
Q1. 80cmと85cmで迷ったらどちらが良いですか?
迷った場合は、高い方の85cmをおすすめすることが多いです。低い洗面台は腰への負担が大きく、後から高くすることはできませんが、高い場合は踏み台やスリッパで調整が可能だからです。ただし、実際にショールームで両方の高さで「洗顔のポーズ」をとって確認するのが一番確実です。
Q2. 今ある洗面台の高さを変えることはできますか?
既存の洗面台の高さを調整することは、基本的に難しいです。高さを大きく変えたい場合は、洗面台自体の交換リフォームが必要になります。その際、給排水管の位置調整も必要になることがあるため、専門業者への相談が必要です。
Q3. 車椅子を使用する場合のおすすめの高さは?
車椅子対応の洗面台の場合、高さは75cm前後が一般的ですが、最も重要なのは「足元のスペース」です。膝が洗面台の下に入る構造(ニースペース)が必要です。車椅子の種類や座高によって使いやすい高さが異なるため、福祉住環境コーディネーターなどがいるリフォーム会社に相談することをおすすめします。
Q4. 海外製の洗面台はおしゃれですが、高さはどうですか?
海外製の洗面台や輸入家具は、靴を履いて生活する文化圏で作られているため、85cm〜90cmと高めの設定になっていることが多いです。デザインは素敵ですが、小柄な日本人には高すぎて使いづらい場合もあります。導入する際は、必ずサイズ図面を確認し、高さをシミュレーションしましょう。
Q5. 洗濯機の高さと洗面台の高さを合わせる必要はありますか?
機能的には合わせる必要はありませんが、並べて設置する場合、高さを揃えると見た目がスッキリして広く見える効果があります。ただし、ドラム式洗濯機などは高さがあるため、無理に合わせると洗面台が高くなりすぎることも。使い勝手を最優先に、デザインのバランスを考えると良いでしょう。