2026.01.07 リフォーム

玄関照明の選び方完全ガイド|種類と費用がすぐわかる

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「玄関は家の顔」とよく言われますが、ご自宅の玄関はどのような印象ですか?

もし、「なんだか薄暗い」「デザインが古くて気に入らない」と感じているなら、照明を変えてみるのがおすすめです。
玄関の照明を明るくおしゃれなものに交換するだけで、夜帰ってきた時の安心感がぐっと増しますし、来客時の印象も劇的に良くなります。

この記事では、リフォームのプロの視点から、玄関照明の種類や失敗しない選び方、さらにはワンランク上のおしゃれな空間に見せるテクニックまでをわかりやすくご紹介します。
素敵な照明を選んで、毎日通る玄関を「お気に入りの場所」に変えてみませんか?

まずは知っておきたい玄関照明の種類

まずは知っておきたい玄関照明の種類

玄関の照明とひとくちに言っても、その形や光り方はさまざまです。
まずは、どんな種類の照明器具があるのかを知ることから始めましょう。

それぞれの特徴を理解することで、ご自宅の玄関にぴったりのスタイルが見えてきます。
ここでは、代表的な3つのタイプに分けてご紹介します。

全体をすっきり照らす「シーリングライト」「ダウンライト」

天井に張り付くように設置する「シーリングライト」や、天井に埋め込む「ダウンライト」は、空間をすっきりと広く見せたい場合に最適です。

このタイプの特徴:

  • シーリングライト: 天井の高い位置から全体を均一に照らしてくれます。器具の厚みが薄いものが多く、圧迫感がありません。
  • ダウンライト: 天井に埋め込まれているため、照明器具自体の存在感を消すことができます。シンプルでモダンな印象になります。

これらは、玄関の天井があまり高くない場合や、収納扉の開閉時に照明が邪魔にならないようにしたい場合におすすめです。
掃除の手間が少ないのも嬉しいポイントですね。

デザインでおしゃれに見せる「ペンダントライト」「ブラケットライト」

玄関をカフェやホテルのようなおしゃれな空間にしたいなら、デザイン性の高い照明を選んでみましょう。

おすすめの照明:

  • ペンダントライト: 天井からコードやチェーンで吊り下げるタイプ。視線の高さに明かりが来るため、インテリアのアクセントとして非常に効果的です。
  • ブラケットライト: 壁面に取り付ける照明。壁に光と影の模様を描き出し、雰囲気のある空間を演出します。

ただし、ペンダントライトは吊り下げる長さによって頭にぶつかったり、ドアの開閉の邪魔になったりすることがあるので、設置する高さには注意が必要です。

雰囲気や安全性を高める「足元灯」「間接照明」

メインの照明に加えて取り入れたいのが、足元や壁際を照らす補助的な照明です。
これらは単に明るさを足すだけでなく、安全性やムード作りにも役立ちます。

  • 足元灯(フットライト): 夜間の歩行をサポートします。眩しすぎず、廊下や玄関の段差が見えやすくなるので、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では特に安心です。
  • 間接照明: 下駄箱の下や天井のくぼみなどに光源を隠して設置します。やわらかい光が空間に広がり、高級感や奥行きを感じさせてくれます。

メイン照明と組み合わせることで、メリハリのある素敵な玄関になりますよ。

失敗しない玄関照明の選び方

失敗しない玄関照明の選び方

種類がわかったところで、次は具体的な選び方のポイントを見ていきましょう。
「デザインだけで選んでしまって、実際に使ってみたら暗すぎた…」といった失敗を防ぐために、チェックしておきたい項目が3つあります。

これらを押さえておけば、快適で使い勝手の良い玄関照明に出会えるはずです。

玄関の広さに適した「明るさ」と「光の色」

玄関照明で最も重要なのは、広さに合った適切な明るさを選ぶことです。
暗すぎると靴を探すのにも不便ですし、明るすぎると眩しくて落ち着かない空間になってしまいます。

明るさの目安(LEDの場合):

玄関の広さ明るさ(ルーメン)白熱電球での目安
〜2畳800lm程度60W相当
3畳以上1500lm程度100W相当

また、光の色も大切です。
温かみのある「電球色」は落ち着いた雰囲気に、自然な明るさの「昼白色」は爽やかで活動的な印象になります。
家の顔として温かく迎え入れたい場合は、電球色がおすすめですよ。

便利で消し忘れも防げる「人感センサー」の有無

買い物から帰ってきて両手がふさがっている時、スイッチを押さなくても自動で明かりがつくと本当に便利ですよね。
そこで強くおすすめしたいのが、「人感センサー」付きの照明です。

人感センサーのメリット:

  • 便利さ: ドアを開けた瞬間にパッと明るくなり、荷物を持っていてもスムーズに入れます。
  • 節電効果: 人がいなくなると自動で消灯するため、消し忘れの心配がありません。
  • 防犯対策: 人の動きに反応して点灯するので、防犯面でも役立ちます。

最近は、センサー機能が内蔵されたLED電球も販売されています。
既存の器具のままで電球だけ交換できる場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。

家のインテリアテイストに合わせたデザイン

照明器具は、明かりを灯していない昼間でもインテリアの一部として目に入ります。
そのため、玄関全体のインテリアテイストと合わせることが大切です。

テイスト別の選び方例:

  • ナチュラル・北欧風: 木材やガラスを使った、温かみのあるデザイン
  • モダン・スタイリッシュ: 金属やアクリル素材の、直線的でシンプルなデザイン
  • 和風: 和紙や竹、木枠などを使った、落ち着いたデザイン

玄関マットや靴箱の色、ドアの素材などとリンクさせると、統一感が出てぐっとおしゃれに見えます。
「どんな玄関にしたいか」をイメージしながら選んでみましょう。

玄関をよりおしゃれに見せるプロのテクニック

玄関をよりおしゃれに見せるプロのテクニック

「ただ明るくするだけじゃ物足りない」「もっと素敵な空間にしたい」という方へ。
ここでは、リフォームのプロも実践している、玄関をよりおしゃれに見せるためのテクニックをご紹介します。

少しの工夫で、モデルルームのような洗練された雰囲気が作れますよ。

複数の照明を組み合わせて奥行きを出す

玄関の照明を「1つだけ」にする必要はありません。
複数の照明を組み合わせることで、光の陰影が生まれ、空間に奥行きと立体感が出ます。

組み合わせの例:

  • ダウンライト × ペンダントライト: 全体はダウンライトで明るさを確保し、ペンダントライトを飾りとして吊るす。
  • シーリングライト × スタンドライト: 天井照明に加え、靴箱の上に小さなスタンドライトを置く。

このように「主役」と「脇役」の照明を使い分けることで、平坦な印象にならず、雰囲気のある玄関になります。

壁の素材や飾りを照らして空間を演出する

光を当てる場所を工夫するのも、効果的なテクニックです。
特に、壁の素材や飾っているアートなどに光を当てると、それらが引き立ち、ギャラリーのような空間を演出できます。

  • エコカラットやタイル: 壁の凹凸に光が当たると美しい陰影が浮かび上がります。
  • 絵画や写真: ユニバーサルダウンライト(角度を変えられるライト)でスポットライトのように照らします。
  • 観葉植物: 植物の影が壁に映り込み、ドラマチックな雰囲気になります。

壁面を照らすことで、視線が奥に抜け、玄関を広く見せる効果も期待できますよ。

照明器具を交換・設置する際の注意点

照明器具を交換・設置する際の注意点

気に入った照明が見つかっても、すぐに取り付けられるとは限りません。
照明器具の交換には、自分でできる場合と、専門業者による工事が必要な場合があります。

購入してから「取り付けられなかった!」とならないよう、事前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。

電気工事が必要なケースと自分で交換できるケース

照明の交換方法は、現在の天井の配線器具によって決まります。

自分で交換できるケース:
天井に「引掛シーリング」「ローゼット」と呼ばれる配線器具が付いている場合、カチッと回して取り付けるだけのタイプなら、工具なしで簡単に交換できます。

電気工事が必要なケース:

  • 配線が照明器具に直接つながっている(直結タイプ)
  • 新しくダウンライトを設置・増設したい
  • センサー付きスイッチを壁に新設したい

これらの場合は、「電気工事士」の資格を持つプロによる工事が必要です。
感電や火災のリスクがあるため、絶対に自分では行わなず、信頼できるリフォーム会社に依頼してください。

マンションで照明リフォームをする際の確認事項

マンションにお住まいの方がリフォームや交換を行う際には、特有の注意点があります。

  1. 管理規約の確認:
    工事の申請が必要な場合があります。事前に管理組合や管理会社へ確認しましょう。
  2. 共用部分と専有部分:
    玄関の内側(専有部分)は自由に交換できますが、玄関の外(ポーチ灯など)は共用部分にあたるケースが多く、勝手に交換できないことが一般的です。
  3. 天井の構造:
    マンションの天井裏はスペースが狭いことがあり、埋め込み型のダウンライトが設置できない場合があります。

トラブルを避けるためにも、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

まとめ

玄関の照明は、家の印象を左右するだけでなく、毎日の暮らしの快適さにも大きく関わっています。

種類やデザイン、センサー機能などを上手に選ぶことで、暗くて不便だった玄関が、明るく便利で、自慢したくなるような空間に生まれ変わります。

  • 広さに合った明るさと色を選ぶ
  • ライフスタイルに合わせてセンサー付きを検討する
  • 複数の光を組み合わせておしゃれに演出する
  • 工事の要否を事前に確認する

これらのポイントを参考に、ぜひご自宅の玄関にぴったりの照明を見つけてくださいね。
明るい光が、毎日の「行ってきます」と「ただいま」を温かく見守ってくれるはずです。

玄関 照明についてよくある質問

最後に、玄関の照明選びでよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 今ある照明に人感センサーを後付けすることはできますか?

はい、可能です。一番手軽なのは「人感センサー付きのLED電球」に交換する方法です。これなら工事不要でセンサー機能を追加できます。また、工事を行って壁のスイッチをセンサー付きのものに交換する方法もあります。

Q2. 玄関が暗いのですが、LEDに変えるだけで明るくなりますか?

明るくなる可能性が高いです。古い白熱電球や蛍光灯に比べて、最新のLEDは効率よく光を拡散するものが増えています。ただし、カバーのデザインや光の広がり方によっても変わるため、より明るい「ルーメン(lm)数」の大きいものを選ぶのがポイントです。

Q3. 虫が寄ってくるのが嫌なのですが、対策はありますか?

LED照明に交換することをおすすめします。LEDは、虫が好む紫外線(UV)をほとんど出さないため、従来の蛍光灯などに比べて虫が寄り付きにくくなります。掃除の手間も減って一石二鳥ですよ。

Q4. ダウンライトの交換は自分でできますか?

多くのダウンライトは、電球だけ交換できるタイプと、器具とLEDが一体になっているタイプがあります。電球交換型なら自分で電球を変えられますが、一体型の場合は器具ごとの交換が必要となり、電気工事士による工事が必要ですので、信頼できるリフォーム会社に依頼してください。

Q5. 玄関照明の色は「電球色」と「昼白色」どちらが良いですか?

好みによりますが、リラックス感や温かみを重視するならオレンジっぽい「電球色」、身だしなみのチェックや明るさを重視するなら白っぽい「昼白色」がおすすめです。最近はスイッチ一つで色を切り替えられる調色機能付きの照明もあります。